IST2025参加
今回の会場はISCET(労働経営科学高等研究所)というところ。地下鉄Entre Campos駅から少し歩いたところにありました。
で、registrationの時間に到着したらやはり大混雑。バッジやらノベルティやらをもらってからセッションに参加。

学会での成果や学びについてはどこかでキチンとまとめようと思いますが、特に記憶に残った点としては以下の通り:
- サステナビリティトランジションとポピュリズム台頭の関係性(バックラッシュ)について、みんな気にしていました。それをテーマにしたセッションもあった。
- Frank Geelsが筆頭で発表していたEVへのトランジションの比較研究で、日本の自動車産業(特にトヨタ&自工会)がいかにEV化に抗ってきたかがエビデンスとともに示されていて、「うんうん、そうだよね」という感じだった。
- トランジション加速の実践が「Living Lab」の部会にまとめられていたのがおもしろかった。日本のアーバンデザインセンターも、欧州のLiving Labのdiscourseに乗せられれば、いろいろおもしろそうだなと思った。
あと、部会の部屋が異常に狭くてほんとに大変でした。定員20名の部屋に40名くらいの聴衆がすし詰めで、立ち見というか床に座って聞いてる人もたくさんいました。どう考えてもロジのミスだと思うのですが、「ポルトガルだもの、仕方ないよね」という雰囲気が漂ってました(笑)。どの会場も熱気はありましたが・・・単純に暑いだけだったかも。
また参加者はかなりの部分、オランダをはじめとして北欧の人と英国人が多かったです。とにかくみんな身長が高い(笑)。
2025/06/30 8:00 AM - ツイート
「質的研究」はAIで消滅するのか?
昨日、留学生向けのResearch Methodの講義で、Qualitative ResearchのなかのCoding作業について授業をしていたのですが、学生からの質問で「それってAIでやったらどうなるんすか?」というのが出てきました。
授業では演習で、3ページのインタビュー書き起こしのプリントアウトを渡して、学生に手作業でコーディングと整理をやってもらっていたのですが、「じゃぁこの書き起こしをChatGPTに突っ込んだらどうなるか、やってみよう!」ということで、学生の前で、やってみることにしました。
で・・・やってみたところ・・・

すげぇ・・・
学生たちがコーディングして、僕が先導するディスカッションで、複数名の結果をまとめてある程度の仮説を構築していたわけですが、それ以上の結果(僕らが見落としていた観点、論点)をChatGPTの野郎は叩き出してきたわけです。しかもAIらしいテキトーな論点ではなく、確かにインタビューの書き起こしの行間をよく読めば、出てきてもおかしくない論点ばかり。
これには唖然。これから授業でいったい何を教えればいいんだろう!?!?・・・としばらくポカーンとしてしまいました。
以前のAIではこんなことできなかったと思うので、毎年毎年、すごい勢いで進化してんでしょうね。
来年のいまごろには、Codingどころか、インタビューの音声を突っ込めば内部で書き起こしして解釈して、質的分析の結果をいきなり表示できるAIが出てきてもおかしくないですね。
そう考えると、質的研究とはいったい何なのか(そしてその教育に何の意味があるのか)、視野を広げて内省しないとほんと、やばい時期が来てますな。
2024/12/12 11:43 AM - ツイート
