浦和美園のコワーキングスペースを使ってみた

さいたま市の美園地区、一般的には南北線/埼玉高速鉄道の終点で有名な「浦和美園」をもっとサステイナブル(持続可能)にできないかなぁ、と都市計画の研究者として常日頃考えております。

というのも自分自身が美園のお隣の地区に住んでいるもので、フィールドワークというか、「レジデント型研究者」として何かできないかな、と模索しているところ。

埼玉県内は感染拡大が落ち着いてきたということで、美園地区のまちづくりセンターであるアーバンデザインセンターみその(UDCMi)さんが、コワーキングスペースを7月1日から開設しています。ということで今日、さっそく伺ってきました。

そもそも、いまなぜ「コワーキングスペース」かというと、都内に通勤してた多くの美園住民がコロナ対応で自宅勤務となったものの、子育て世代の住民が非常に多いことから、自宅だと落ち着いて仕事できない、ならば自宅近所に落ち着いて仕事できる場所があればいいじゃないか!ということで、コワーキングスペースの実験的開設に至ったようです。

実は自分も、2050年の美園を見据えたバックキャスティングのワークショップを3年前に開催して、その時すでに、コワーキングスペースがあるといいんじゃないかという提言を出していたんですよ。みんな都内へ通勤してると、平日昼間は誰もいない街になって、地元民のつながりが希薄になって、それこそ災害時なんかの強靭さがなくなるわけです。だからこそ自宅勤務・テレワークは美園の強靭さを高める上で必要だと思うんですよね。

で、コワーキングスペースの会場はこんな感じでした。

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ごめんなさい、1枚しか写真撮ってません(^^;

残念ながらまだ利用者はとても少ないそうですが、広々した空間ですし、ときどき係員さんが窓を開けて換気してくれますし、エアコンも効いてて空間としてはとても快適でした。

快適さ以上によかったのが、身が引き締まる感じがしたこと。自宅だとどうしてもダラけてしまうんですよね。いつの間にかネットニュース巡回して1時間無駄にしていたりとか・・・。

でもココなら開放的な空間で、係員さんもいるので、なんかいつもの自宅とは違う気分で、集中して作業ができました。いい気分転換になりました。

ただし、無料提供のWifiが非常に不安定で遅かったのが残念。ポケットルーターみたいなものを持っている人は持参必須です。

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(自宅の光回線の1/40の速度・・・)

でも、最近流行りのデジタル・デトックス(digital detox)のチャンスかもしれません。インターネットが敢えて使えない環境で読書したり、考えごとをするのも実はダイジ。自分も滞在時間の半分程度は読書してましたが、ネットの誘惑に邪魔されずに集中して読書できました。たとえば資格の受験勉強なんかにもってこいの空間なんじゃないかと思います。

これから利用者が増えて、利用者間のなにげない交流みたいなものが生まれたらもっと、おもしろい空間になるんじゃないかと思います。

アンケートに答えたら初回は利用料無料なので、ご近所のみなさんは是非使ってみてください。

7月より開始!UDCMiコワーキングスペース実証実験!

2020/07/03 4:20 PM -

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ZOOMによる交渉効率化の可能性

いやほんと、今日はビックリしましたよ。

小職が東大の公共政策大学院で10年以上担当している科目「交渉と合意」。交渉分析の基礎と政策形成への応用をお話ししているのですが、今日は6者間での公共事業に関する合意形成模擬交渉。

「ハーボコ」という教材で、小職のMITの師匠が制作した教材なんですが、利害調整の論点が5つもあって、しかも各役割の利害が複雑に入り組んでいるのに、授業時間内の1時間半で合意形成を図る必要があり、さらにちょっとしたトリックも仕組まれていて・・・

Group-2-1

という、なかなかスリリングな演習です。この講義を受講した修了生のみなさんのなかには、この演習のことを忘れずに覚えている人も多いと思います。

で、何がビックリしたかといえば、今日はオンラインでやったわけです。

ZOOMでブレークアウトルーム機能をつかって原則6人1組(3グループ)に分かれて演習に参加してもらったんですね。

オンラインだからコミュニケーションがうまくとれないだろうなぁ、6者間なんて話し合いになるのかなぁ、と、やってみるまではドキドキでした。実際、ブレークアウトルーム機能が想定通り機能せず、講義開始直後にいったん全員にログオフしてもらって再度立ち上げなおすといったトラブルに見舞われたほど。

ですが、3グループのうち、2グループがなんと1時間程度で6者間合意に到達してしまったのです!

Group-3-1

通常であれば1時間半かかる演習が2/3の時間で合意に達してしまう、しかも例外的ではなく3事例のうち2事例、しかも覗き見していた感じ、特になにか「凄い」進行が行われていたような感じではないグループで、短時間で合意形成成功とは・・・。

これはZOOMというかテレビ会議の可能性を示唆しているような気がします。いちどnegotiation journalあたりで既往研究がないかどうかチェックしたいのですが、マルチステークホルダーの合意形成をオンライン会議にすると、時間の効率化が図られるのかも。とはいえ逆に、議論の質がどうだったかの検証も必要なんですがね。

コロナ禍は多者間交渉を大きく変えるトリガーなのかもしれない、と思うと鳥肌ザワザワした午後でした。

2020/06/09 11:14 PM -

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